イタリアといえばまずMÅNESKINを思い浮かべる人も少なくないこの頃ですが、先日発売されたミラノのFROZEN CROWNのニューアルバムも素晴らしい出来でした。自分で持っているイタリアバンドのカタログといえばSADIST、FLESHGOD APOCALYPSEぐらいで、「独特の良さ」を味わうイメージだったのですが、早くも2度目の来日公演を実現させるほどの人気があるのも頷ける内容になっています。リーダーの方はかなりの日本通(日本好き?)らしく、某紙のコラムにも日本の人気コミックに関する、もの凄い内容の考察記事が掲載されていました。
変わってこちらはイタリア中部ペルージャのニットウェアブランド「Cruciani」より春夏の新作をご紹介。
このようなタイプのニットTに総じて言えるポイントとして「裾・袖のリブが効いている」ことが挙げられます。一般的なTシャツが持つ「ルーズさ」が薄らぎ、きちんと感が増します。ハイゲージニットの柔らかな光沢と併せ、同じような形をしたTシャツを着るよりも上品で大人っぽい印象になる、というのがニットTシャツの持つ効能です。
もう一色「グレージュ」もございますが、それは後ほど(SOのデニムスラックス紹介記事でも着用しています)。サイズによる違いもご確認いただくためまずこちらを。
画像の着用者は身長165㎝、肩幅41㎝、胸囲94㎝、ウエスト77㎝になります。左側の46だとほぼジャスト。少し余裕を持って着られるサイズ感です。右側の44でもそれほど窮屈な感じはなく、よりスッキリ着られます。上にジャケットも着用することが多いなら44、体に張り付く感じが嫌な方は46、といったような選び方でよろしいかと思います。普段のサイズはMが多いという方は、こちらの商品なら48サイズで丁度良いかと思います。
様々なブランドのものを試してみましたが、46(もしくはM)サイズだと大抵はもっとゆったり、42(もしくはⅩS)でやっと左側の画像程度のサイズ感になることが多かったように思います。ニットのサイズ選びはブランドやモデルごとに結構違いがあって迷う方が多いと思います。クラシック過ぎず、モダンなフィーリングも取り入れるCrucianiニットのサイズ感は、どんな大人の方が着ても品よく見せてくれる絶妙な安心感を持っています。
あえて裾をブラウジングした状態にしていますが、ウエストにかけてかなり絞られたシェイプのため、リブの部分がかなり効きます。全て下ろした状態にしていても体の動きに伴って少しずつ裾リブが上がってきて、最終的にこのような感じで落ち着く、いわば「オートブラウジング」してくれる感じです。
ネックのリブが大きな特徴となるこちらの商品。正直好みが分かれる所かもしれませんが、上品さや大人っぽさを売りにするニットTに、太リブというスポーティな要素を取り入れ、きれい目カジュアルに程よくマッチするアイテムとして仕上がっています。そのバランス感覚は本当に見事。「ネックがよれない」「しっかり詰まった首元が安心」「一目で似たような商品との違いを与える」といった9G切替リブによるメリットは、着用者にちょっとした優越感すら与えてくれます。
「女性の方が着るメンズアイテム」としても適度なサイズ感。こちらのグレージュやライトブルーなどは、ひょっとしたら女性の方がうまく着こなせそうなカラーかも、と思ってオーダーしています。プチプラブランドでもブレイク中のワイドパンツ・タックパンツのようなアイテムと合せたりすると面白いかもしれませんね。リラックス感と上品さを上手くコーディネートにミックスできるのではないかと思います。
と、ここまで女性に推した以上は当店もやることをやらねばなりません。こちらの商品に限り「女性購入者限定サービス」を実施(近日開始)します。内容は決まっていますので、告知前にお買い上げいただいてもサービスは適用しますのでご安心ください。当然ながら商品がなくなり次第終了となります。詳細はショップページ、Twitter、ブログにてお知らせします。
いかがでしょうか?デニムでもウールパンツでもコットンチノでもはたまたナイロンパンツでもいけちゃいます。逆にこれから大活躍するショートパンツを着用時には「長袖」か「ニット」か「シャツ(出来ればリネンの長袖腕まくり)」を大人の方には推奨しますが、「夏に長袖は嫌」であればこのニットTか、当店にも近日入荷の「ニットポロシャツ」を使うのがベスト。リネンシャツはリゾート感が出過ぎて、という方にとってもニットTシャツが絶対のおススメです。
一度着るとこればかりになってしまうんですが、そこはサステナビリティーが売りのCrucianiですから長く愛用していただけますし、普遍的なデザイン故、古臭くなることもありません。
「思ったほど暑くない」Crucianiの半袖クルーネックニット。また来年も値上げしちゃうんでしょうか。
余談ですが、FLESHGOD APOCALYPSEもペルージャ出身だったことを今回知りました。今何をしているのかなと思ったらOBSCURAとUSツアー中だとか。そのOBSCURAのDavid Diepoldは個人的に今最も注目しているドラマーです。
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