デニスラッチョ登場【giab’s ARCHIVIO/24SS】

giab's ARCHIVIO

おかげさまを持ちまして、この3月で開店より1年を迎えることができました。

ささやかではございますが、1周年記念キャンペーンを実施中。

全くうだつの上がらない当店ですが『ミニマムなお店』で『マキシマムなサービス』のコンセプトは変わらず、2周年目指して頑張ります。

様々なご意見やご指摘をくださった皆様に深く感謝申し上げます。

MASACCIO・デニムジャージーのご紹介

 商品ページでもお伝えしていますとおり、ストック商品のみ新規取扱が開始となったお馴染みジャブスアルキヴィオ。要するに当店でオーダーした商品ではなく、代理店で発注した手持ち在庫を卸していただいたということになります。が、そこはジャブス。どれも選りすぐりのアイテムばかりです。デニム系は2種類入荷するのですが、まず当店の大好物「デニムスラックス」スタイルなマサッチョをご紹介します。

MASACCIO(マサッチョ)って何者?

 良くご存じの方には今更になってしまいますが、簡単にMASACCIO(マサッチョ)についてご説明を。
 ウエストを締めるための紐『ドローコード』、ウエストが伸縮可能な『シャーリング』、クリースラインを縫い合わせてアイロン等でプレスしなくてもラインが消えない『永久クリース』、この3つを取り入れながらもスリムでスタイリッシュなルックスで、ビジネスからカジュアルまで幅広く対応する万能さをも持ち合わせた画期的な商品。看板素材であるジャージーを使ったパンツをあそこまでエレガントに仕上げていたのは衝撃でした。ファッションのイージー化・リラックス化の波も上手く捉え、世の男性たちの心を鷲掴みにしました。かくいう私も7~8本所有しておりますが、伊藤正則氏が愛用しているかは定かではありません。

 今回ご紹介するのはインディゴデニムに近い雰囲気を持った「デニムジャージー」の一本。どんな商品なのか細かく見て参りましょう。

商品詳細
タップ(クリック)で商品ページへ

 マサッチョのデニムジャージースラックス。遂にジャブスの商品をご紹介できる日が来て本当に嬉しい限りです。定番であるブラックやグレーのスタンダードジャージーも素晴らしいのですが、このデニムライクな見た目が頼もしさアピール全開のデニスラスタイル。開店当初から当店推しまくりのデニムスラックスですが、その真打登場といったところでしょうか。

 細身で美しくテーパードした“ザ・イタリアントラウザース”な見た目。ウエストジャストで履くと「ちょっとピッタリ過ぎるかな」という感覚があるのですが、鏡で見てみるとバランスが本当に美しく、動いても全く窮屈に感じないのがマサッチョらしさ。サイズスペック的にはかなりタイトなものの、それを感じさせない履き心地と美脚シルエットを存分に味わせてくれる商品です。

 前述した各ディテールも良く考えられて採り入れられています。ウエストシャーリングも両サイドだけに入っていて前後からは確認できない仕様。ドローコードは内側から引き抜けてベルトループもちゃんとついていますから、実際ベルトをしてしまうとウエストゴムやドローコードがついているようには見えない所も秀逸なアイデア。マサッチョが余りに流行り過ぎて、逆に最近ではシャーリングやドローコードが露出していてもほとんど違和感を感じないような風潮にもなりつつあったりしますが、これもこのパンツの功罪と言えるかもしれませんね。
 ともあれ、細かい箇所にもとことん拘る抜かりのなさがヒットの要因の一つとなったのは間違いありません。

 ジャージパンツにクリースを入れて履く、という発想もなかったうえ、そもそもジャージ素材にアイロンを当ててクリースを入れる事が出来るなんてことも思っていなかったので、ステッチで縫い合わせたものを商品化した「永久クリース」の採用にも度肝を抜かれましたよね。足のラインを長く美しく見せる、きちんとして見える、アイロンがけの手間がない等メリットは様々。上の吊るし撮り画像を見ていただくとわかるのですが、実際はクリースラインに沿って前方に軽く引っ張られているような状態になるため、アイロンプレスしたパンツに比べて前から見た時の横幅がより狭く(細く)見えるようになっていることがお分かりいただけると思います。サイズ設計やパターンだけに頼らない、大胆にして緻密なカラクリがマサッチョの美しいスリムシルエットを生み出しています。

デニムジャージー素材について(ストレッチ動画)

 色表記はネイビーとなりますが、インディゴデニム見えするジャージー素材で、綿65%+ポリエステル35%のスーパーストレッチ配合(目付け390g)。実際に手に取ってみると、ふんわりと柔らかなタッチでジャージーであることがよく分かります。例によってストレッチ具合は下の動画にて(14秒です)。

 日常での立ち座り、膝の曲げ伸ばし、階段の昇降と言った動作に少なからず影響を及ぼすボトムスの素材。マサッチョのジャージー未体験の方は、逆にジャージーってどんなパンツに使われているかを思い起こせば、この履き心地がご想像いただけるのでは。気持ちまでアクティブに変えてくれる、そんなマサッチョです。

着用感とサイズ感
着用者データ|身長165㎝・体重55㎏・ウエスト76㎝

 ややゆとりを持たせて44を選ぶのが最近の好みですが、ジャストなのは42。42でスリム&タイトに履く方がジャブスの正攻法ですね。見た目の攻めた感じをやや抑えたい方は44(ワンサイズ上)をお選びいただいても良いと思います。サイズ選びが悩ましいところもマサッチョらしさでしょうか。
 こういったイージー仕様のパンツの場合、特にウエストサイズはジャストなものをお選びいただくことをお勧めします。体型変化を気にされる方でも、ウエストが大きくなったらシャーリング(ゴム)で対応、やせてしまったらドローコードに頼る、そんな想定でお選びいただけば絶対長く使っていただけると思います。
 私の場合、採用素材のストレッチ(伸縮)性が高ければ高いほどサイズ選びは42に近づき、控えめな素材のモデルは44が多いように感じます。次回ご紹介予定のスティッキーストライプのマサッチョだと44がジャストになりました。

コーディネート

 「マサッチョに何を合わせるか?」というご提案をするのももはや野暮。「ドレス」「カジュアル」「リラックス」「洗練」「エレガント」「クリーン」「スポーティ」……一本には収まり切らないほどの形容詞が当てはまってしまう程の着回し力が、ワードローブ眠っているアイテムたちをも呼び起こしてくれるかも。デニムライクなルックスですので、ややカジュアルに寄せたドレスパンツという扱いがよろしいかと思います。コーデのバランスはシューズ選びやジャケット着用などで調整。上品で程よくリラックスしたスタイルはどんなアイテムと合わせても不変です。
 通年着用可で、ビジネスにも対応。言葉は一般化したものの、意外と何を選べば良いか難しい「ビジカジ(ビジネスカジュアル)」スタイルにもこんなパンツが最適かと思います。

唯一…

 まさに非の打ちどころなしと言えそうなMASACCIOですが、あえて、唯一、ここだけ「こうだったらいいのにな」と思う箇所が『ドローコード』の仕様。コードの末端がウエストシャーリングの前側の端(腰骨の辺り)に取り付けられているため、ややきつめに紐を締めるとウエストの前半分だけが引っ張られるような状態になります。この状態だと腰の部分だけ「浮く」ような感じになり、若干ですが履き心地(フィット感)が損なわれているような気が…。ドローコード自体もパンツと共地で、ストレッチ度が高いジャージー素材とその他の素材では実は締め心地に差があったりします。モデルによってシャーリングの箇所が違うものもあり一概には言えませんし、人により感覚の差はあるかもしれませんが、これが先ほど「ウエストはジャストのもの」をお勧めした理由でもあります。逆にウエスト全体が均一に締められるような「ドローコード」が付いたらシャーリングの意味もなくなるような気もしますが…。
 ドローコードに頼る履き方より、サイズ調整の補助的要素・デザイン(飾り的ディテール)という認識の方がマサッチョの魅力をより引き出していただけるのでは、と(私も愛用者として)思う所です。

giab’s ARCHIVIO
MASACCIO デニムジャージー

モデル:MASACCIO/M1-A3566
カラー:ネイビー
生 地:コットン65%、ポリエステル35%
サイズ:42(44、46売切れ)
価 格:36,300円(税込)
※クリック(タップ)で商品ページへ


 当店において、販売開始からお買い上げまでの最短記録を更新したジャブスのマサッチョデニムジャージー。記事の更新が遅れたこともありますが、既に44と46が売切れという予想外の事態発生で、お探しだったお客様には大変申し訳なく思うとともに、私自身も驚きを隠せない状況でございます。なかなかお目にかかれない42サイズをお探しの方、是非お早めにどうぞ。

新規出店情報と次回予告

 楽天市場への出店が急遽決まってしまい、春夏シーズンの開始に被って自分でも何をやっているのか「訳が分からないよ」状態になっております。開店記念キャンペーンも勿論やりますので、楽天市場ファンの方はご期待ください(5月上旬開店予定)。

 次回はマサッチョのスティッキーストライプをご紹介予定。ブラックデニムのGINS1、テクノリネン(セットアップ)も控えております。Crucianiの「名品」鹿の子ポロやKIREDも入荷しますのでお楽しみに。

X(旧twitter):@teatrosogno
Yahoo!ショッピングストア名:teatrosogno

コメント