初見だと「ん?」となる、ポロシャツスタイルのバンドカラーカットソー。「ジャージー素材の長袖ポロシャツの襟がバンドカラーになっている」と言えるような商品なのですが、なんともカテゴライズしずらいのが特徴といえば特徴なのかもしれませんね。ジャージーシャツとポロシャツとバンドカラーシャツのいいとこどりスタイルです。
ボタンを全て留めても、外してもバンドカラー(シャツ)特有の独特な雰囲気が出ます。特にボタンを外して首元を少し見せる着こなしでは、ポロシャツより少しリラックスした印象になります。その場合でも、襟がある(バンドカラー)ということがカジュアルになり過ぎるのを防いでくれています。袖もしっかりカフス仕立てになっておりますので、前ボタンを留める・留めない、袖まくりをする・しないで色々とスタイルの変化を楽しめそうですね。逆に言うと、様々な着こなしに対応する適応力がこの商品の持ち味。どうやって合わせようか迷いそうですが「何だか面白そう」と興味を持っていただけたら嬉しいです。面白い商品に出会ってあれこれ着こなしを考えるのもファッションの楽しみの一つかなと思います。
サイズ感についてですが、私ですと44サイズは若干のゆとりがある着用感。ただ肩は落ちることもなく、袖丈・着丈も(カットソーとしては)やや長めかな?と感じる程度。シャツとして見れば標準的な長さだと思います。ボタンを全留めしたときのネックサイズは、首も細目の私でもジャストでした。これであれば、スッキリしてほんのりリラックスした印象に。遠目にはハイネック・モックネックのような見え方にもなりますので、我々世代にとってどうしても年齢が出やすい首部分をカバーしてくれるところも良いですね。ボタンを外しても、一般的な襟型のシャツやポロシャツに比べると劣るとはいえ、結構きちんとした表情を保てています。やはり襟の有無・形状はアイテムの性質を大きく左右するポイントであることを再確認させられます。
この後ご紹介するクルーネックとサイズ設定はほぼ一緒のようで、44がS~M、46がM~L、48はL相当になると思います。ストレッチ性が非常に高いので、サイズ表にある数値より着た感じは楽です。もし42サイズがあったとしたら、私ならそちらを選ぶかもしれません。
白をご紹介する前にお詫びです。商品詳細ページでもご案内のとおり、白だけ44サイズが入荷しないことになってしまいました。サイズオーバーですが白は46サイズを着用しておりますので、雰囲気だけでもお伝えできればと思います。とは言え、そこまでダボダボでもないところにもご注目ください。
夏場に白のリネンシャツを腕まくりしてさらり…というのもカッコいいですが、あまりリゾートっぽい感じや、キザな感じを出したくないということであれば、こんなカットソーもよろしいかと。白Tシャツやドレスシャツとは全く違う、上品さを損なわずにちょっと知的な雰囲気も醸し出すこの一枚。素材の品質が決め手になる白カットソーのスポーティスタイルでも、スーピマクレープコットンがそんじょそこらのカットソー達とは格が違うところを見せつけてくれます。
ジャケット合わせもご覧の通り。インナーにモックネックを選ばれる方が増えてきているように感じますが、こちらだとやはり前立てがよいアクセントになっていて、ちょっと「書生」っぽい佇まいに。羽織と袴を合わせたら金田一耕助か太宰治かというくらいです。一枚になっても「ジャケットを脱いだだけ感」が出ない頼もしい存在感。ドレッシーにもカジュアルにも振れ過ぎないさじ加減が絶妙かと。
白・黒ともにボトムスやシューズを選ぶような敷居の高さはないと思います。ちょっと変わった見た目とは裏腹にとても使いやすく、特にインナー選びが限定されやすいレザーのライダースやセットアップとの相性が非常に良いアイテムです。インナーに手抜きをするとカッコよさが途端に半減するレザーアウターやジャケットスタイルの相棒として活躍してくれそうです。
シルキーで滑らかな素材感。ドライでサラリとした着心地。抜群のストレッチ性能と高機能性。エクスクルーシブな素材のプレミアムなカットソーが加わったKIREDのコレクション。商品名も長いのですが、記事も長尺になってしまい申し訳ありません。次回はこちらのシンプルなクルーネックバージョンをご紹介をいたします。
バンドカラーに対する、良い意味で期待を裏切るようなアップデートが、ファッションの世界に限らず繰り返されているのを実感してしまいます。先日、当店もサイトデザインに若干の変更を施したばかりなのですが、良質なアップデートを行い続けて「良い意味で」期待を裏切れる店舗になれるよう、襟を正して運営して参ります。
と今回はここまでになりますが、もしコアなメタルミュージックに興味がありましたら、デザート代わりに次のページもついでにご覧になっていってください。
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